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こんにちは、愛媛県西条市のみどり歯科医院です。
インプラントは「一度入れたら一生もつ」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。インプラントは確かに丈夫な治療ですが、実際には寿命や注意点があります。ここではインプラントの寿命について、分かりやすく解説します。

インプラントとは、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療です。チタンは骨と結合しやすい素材であるため、しっかりと顎骨に固定され、安定した噛み心地が得られます。治療は大きく分けて、インプラントを顎骨に埋入する手術と、骨との結合を待ってから上部構造を装着する段階に分かれます。治療期間は数ヶ月にわたりますが、完成後は天然歯に近い感覚で使用できます。
天然歯には歯根膜と呼ばれるクッションのような組織があり、噛む力を吸収したり、細菌の侵入を防いだりする役割を担っています。一方、インプラントには歯根膜がなく、チタンが直接骨と結合しています。そのため、インプラントは天然歯よりも噛んだ時の感覚が異なり、また細菌への抵抗力も天然歯ほど高くありません。インプラント周囲の歯肉や骨のケアが特に重要になる理由がここにあります。
インプラントは入れ歯やブリッジと比べて、隣の歯を削る必要がなく、見た目や噛み心地が天然歯に近いことが大きな特徴です。骨への刺激が保たれるため、顎骨が痩せにくいという点もメリットのひとつです。しっかりとメンテナンスを続ければ長期間使用できることから、歯を失った際の治療として多くの方に選ばれています。

インプラントの寿命は、適切なケアを続けた場合、10年〜15年以上使用できるとされています。長い方では20年以上問題なく使用しているケースも報告されています。ただし、上部構造は噛む力による摩耗や破損が起こることがあり、インプラント本体よりも早めに交換が必要になる場合があります。
インプラントの寿命を縮める主な原因として、インプラント周囲炎が挙げられます。これはインプラントの周囲に細菌が感染して炎症が起こる状態で、放置すると顎骨が溶け、インプラントが脱落してしまうこともあります。また、喫煙は血流を悪化させ、骨との結合や歯肉の回復を妨げるため、インプラントの寿命に大きく影響します。糖尿病などの全身疾患がある方も、感染リスクが高くなるため注意が必要です。さらに、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、インプラントに過剰な力がかかり、破損や骨へのダメージが生じやすくなります。

インプラントを長持ちさせるためには、毎日の丁寧な口腔ケアが欠かせません。歯ブラシだけでなく歯間ブラシやフロスを使ってインプラントと歯肉の境目までしっかり清掃することが大切です。また、喫煙をしている方はできる限り禁煙に取り組むことをおすすめします。
どれだけ丁寧に自宅でケアをしていても、インプラント周囲の状態は自分では確認しにくいものです。定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることで、インプラント周囲炎の早期発見が可能になります。一般的には3ヶ月に一度の定期検診で、歯石の除去や噛み合わせの確認、インプラントの状態チェックなどを行います。長く快適に使い続けるために、定期的なメンテナンスを習慣にしましょう。
インプラントは適切なケアを続けることで、10年以上にわたって使用できる治療です。しかし、インプラント周囲炎や生活習慣によって寿命が短くなることもあります。毎日のセルフケアと定期検診を組み合わせることが、インプラントを長持ちさせる最大のポイントです。
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この記事の監修
医療法人みどり歯科医院(愛媛県西条市)
松尾 美登利院長・歯科医師
九州歯科大学卒業、同校臨床研修医 歯周病課程修了。 複数の歯科医院勤務を経て、2002年9月みどり歯科医院を設立。 山形オーラルフィジシャンコース受講。 20年以上にわたり西条市の患者様の口腔健康を守り続けている。
※本記事は院長・松尾美登利歯科医師の監修のもと作成しています。 掲載内容は公開時点の情報です。
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