入れ歯の修理と交換の目安について

愛媛県西条市の、みどり歯科医院です。入れ歯は一度作れば一生使えるものと思われがちですが、日々の使用やお口の変化により、がたつきや違和感が出てくることがあります。入れ歯が合わないまま使い続けると、食事や会話が不自由になるだけでなく、口内炎や歯肉の炎症などを起こすこともあります。ここでは、入れ歯の修理や交換の目安、さらに長持ちさせるための工夫について解説します。

目次

入れ歯ががたついた時どうする?

歯が痛い高齢者女性

修理

部分的に欠けた、金具が緩んだといったケースでは修理で対応できます。歯科医院で材料を追加したり、調整を行うことで再びフィットするようになることもあります。また、入れ歯の内面に新しい樹脂を盛り直してフィット感を回復させるリベースという方法があります。これは顎の形が変化して合わなくなった入れ歯を、作り直す前に調整して再利用できる便利な修理法です。

作り直し

入れ歯全体の適合が悪く、修理では対応できない場合は作り直しが必要になります。無理に使い続けると顎に負担がかかり、口腔機能が低下してしまいます。

傷が治るのを待つ

入れ歯が当たって口内炎や傷ができている時は、調整とあわせて休養も必要です。傷があるまま使い続けると治りが遅くなり、さらに痛みが強くなることもあります。このような場合、一時的にティッシュコンディショニングという方法を用いることがあります。これは入れ歯の内面に柔らかい材料を裏打ちし、歯肉にフィットさせて傷の治りを助ける処置です。入れ歯を外す期間を減らしつつ、負担を軽くして回復を促せるのが特徴です。

入れ歯の作り直しの目安は?

保険の入れ歯

保険の入れ歯

入れ歯の寿命は、使用している素材やお口の状態によって異なります。保険適用の入れ歯は、レジンと呼ばれるプラスチック素材を使用するのが一般的です。費用負担が少なく作製できますが、数年の使用で摩耗や変色、変形が出やすいという特徴があります。平均して3年〜5年程度で作り直しをすることが多いでしょう。

自費の入れ歯

自費の入れ歯は金属床やシリコン義歯など、耐久性に優れた素材を選ぶことができます。

強度が高く壊れにくいため、7年〜10年ほど使えるケースもあります。ただし、歯肉や顎の骨は年齢とともに変化するため、どんな入れ歯でも定期的な調整と点検は欠かせません。

入れ歯を長持ちさせるためにできること

指でしっかり入れる

入れ歯の寿命を延ばすには、日々の扱い方が重要です。ちょっとした心がけで、快適に長く使い続けることができます。入れ歯を装着する時は、必ず指で正しい位置に入れることが大切です。噛みこんで無理に入れると、床部分が変形したり歯肉を傷つけたりする原因になります。

管理を怠らない

入れ歯は毎日取り外して清掃しましょう。義歯用ブラシや入れ歯洗浄剤を使って汚れを落とすことで、口臭や細菌の繁殖を防げます。また、夜は外して水に浸けておくのが基本です。就寝中に外すことで歯肉や顎を休ませることができ、トラブル予防につながります。

硬いものに気を付ける

硬い食品を無理に噛むと、入れ歯が割れるリスクが高くなります。特に保険の入れ歯は耐久性が低いため注意が必要です。おせんべいや氷などは噛み割らず、工夫して食べるようにしましょう。

【まとめ】

入れ歯は毎日の生活に欠かせない大切な道具ですが、半永久的に使えるわけではありません。がたつきや痛みを感じたら、自己判断で我慢せず歯科医院に相談することが大切です。保険の入れ歯は3年〜5年、自費の入れ歯は7年〜10年を目安に、定期的な見直しを行いましょう。また、正しい装着、清掃、食事の工夫によって寿命を延ばすことができます。西条市の、みどり歯科医院では、患者様おひとり毎のお口の状態に合わせた入れ歯を提供していますので、お悩みの方はお気兼ねなくお問い合わせください。

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